ピアノロール

ピアノロールは Sonic Vein Studio 専用の MIDI エディターです。音符をグリッド上に表示し、音符のほか、ベロシティ、ピッチベンド、MIDI CC、奏法イベント、テンポ、拍子などを細かく編集できます。

ピアノロールは Sonic Vein Studio 専用の MIDI エディターです。音符をグリッド上に表示し、音符のほか、ベロシティ、ピッチベンド、MIDI CC、奏法イベント、テンポ、拍子などを細かく編集できます。

ピアノロールは独立したウィンドウ、またはワークスペース下部のパネルで開けます。下部パネルに埋め込むと、トラックリストを確認しながら編集機能にすばやくアクセスできます。

注記

すべての編集操作は取り消し・やり直しに対応しています。連続したブラシ描画や、複数選択したオブジェクトのドラッグは、1 回の取り消し操作にまとめられます。複数クリップにまたがる一括編集も、1 回の取り消し操作として扱われます。

エディターはユーザーレイヤーと AI レンダリングレイヤーの 2 層でデータを管理します。対応する位置ではユーザーの編集が AI 生成内容に優先されます。クリップの AI スイッチをオフにしても、手動で編集したデータは削除されません。

1. ピアノロールの画面構成

ピアノロールには MIDI 音符、コントローラーイベント、奏法、時間関連パラメーターを編集する領域があります。多くのパネルは、ツールバーのウィンドウレイアウトボタンで表示・非表示を切り替えられます。

  1. 上部ツールバー:選択、鉛筆、ブラシ、消しゴム、ミュート、はさみの各ツールに加え、再生位置への追従、グリッドスナップ、グリッド表示モード、グリッド分割を設定できます。

  2. タイムルーラー:小節・拍の位置と現在の再生ヘッドの位置を表示します。

  3. 拍子レーン:拍子イベントを作成・編集し、任意の位置に拍子を設定します。

  4. テンポレーン:BPM の変化カーブを作成・編集します。

  5. クリップレーン:現在のクリップの時間範囲と関連情報を表示します。クリップの端をドラッグすると長さを変更でき、その結果は編集領域にも反映されます。楽器の切り替え、追加、管理にも対応しています。クリップ上の AI レンダリングステータスバーには、フォーカス中のクリップの AI 演奏生成領域と状態が表示されます。

  6. ノートキャンバス:音符の音高、開始位置、長さ、ミュート状態を編集します。音符の分割なども行えます。

  7. 左側のピアノ鍵盤:音高を表示し、鍵盤をクリックして音を試聴できます。

  8. ダイナミック・コントローラーレーン領域:ベロシティ、ピッチベンド、MIDI CC、奏法などのコントローラーイベントを編集します。

  9. スクロールとズーム:水平・垂直スクロールバーとズーム操作で編集領域の表示範囲を調整します。

2. 左側の機能パネル

2.1 クリップエディター

クリップエディターでは、ピアノロール内のクリップの選択、検索、管理を行い、表示範囲と編集対象を設定します。

クリップの選択

次の範囲から編集対象を選べます。

  • すべてのクリップ:すべてのクリップを編集対象にします。

  • アクティブなクリップ:現在アクティブなクリップのみを編集します。

  • アクティブなトラック上のすべてのクリップ:現在アクティブなトラック上のすべてのクリップを編集対象にします。

エディターの表示オプション

  • エディター内容を固定:現在の内容を固定し、アクティブなクリップが変わっても編集対象が自動的に切り替わらないようにします。

  • クリップの境界を表示:クリップ境界の表示を切り替え、各クリップの時間範囲を確認しやすくします。

トラックとクリップの検索

トラックやクリップを検索し、多数のトラックやクリップを含むプロジェクトでも目的の内容をすばやく見つけられます。

アクティブなクリップの移動

前のクリップ・次のクリップボタンでクリップを切り替え、編集したい内容に移動します。

表示対象の選択と複数クリップの編集

表示対象を選択すると、ほかのクリップも現在のピアノロールの編集ビューに追加できます。

選択したクリップはクリップレーンに同時に表示され、その MIDI 音符もノートキャンバスにまとめて表示され、直接編集できます。

例えば Serum と Piano の 2 つのクリップを同時に編集する場合、表示対象の選択で両方を追加します。2 つのクリップの MIDI 音符が同じピアノロールに表示され、クリップを何度も切り替えずに、共通のタイムラインで確認・調整・編集できます。

2.2 クオンタイズパネル

クオンタイズパネルでは、音符のクオンタイズ規則やパラメーターを設定し、タイミング、長さ、リズムの表情を調整します。

基本オプション

  • 自動適用:クオンタイズ設定を自動で適用するかを設定します。

  • ソフトクオンタイズ:音符を目標グリッドにどの程度近づけるかを設定します。有効にすると、クオンタイズの強さで適用量を調整できます。

クオンタイズのパラメーター

パラメーター

機能

強さ(0–100)

クオンタイズの適用の強さを調整します。

音価

クオンタイズの基準となる音符の長さを設定します。

連符

クオンタイズに使う連符グリッドまたは連符の音価を設定します。

スウィング(0–100%)

クオンタイズグリッドのスウィング量を調整し、リズムのノリを変えます。

スナップ(0–100%)

音符を目標グリッド位置へ近づける度合いを調整します。

セーフ範囲(Tick)

クオンタイズのセーフ範囲を Tick 単位で設定します。

ランダムオフセット(Tick)

一定範囲のランダムな時間オフセットを加え、機械的に揃いすぎるのを避けます。

3. MIDI 編集ショートカットツールバー

ピアノロールでマウスの右ボタンを長押しすると、MIDI 編集ショートカットツールバーが開きます。選択、鉛筆、ブラシ、消しゴム、ミュート、はさみの各ツールを利用できます。

操作方法

  1. ピアノロールの編集領域で右ボタンを押したままにし、ショートカットツールバーを表示します。

  2. 右ボタンを押したまま、使いたいツールにポインターを移動します。

  3. 右ボタンを離すと、そのツールが選択されます。

上部ツールバーに移動せずに編集ツールを切り替えられるため、音符編集で異なる操作を続けて行う際に便利です。